不妊症の治療を行う
不妊症であることに不安を持っているのであれば日々基礎体温を確かめて、病院で治療を行うことにしてみてはいかがでしょうか。
初めて診察を受けるときに基礎体温表があれば、正常な排卵なのかどうか判別できるので、治療に入りやすくなるからです。
不妊症を明確にするための検査では、検査すべき項目が何個かあって、状況に応じて異なるため、次回の予約が必要となります。
初診の段階でカウンセリングをし、生理の最中でなければ内診されます。
内診に際しては、膣の内部に専用器具を差し込み、超音波を使って子宮頸部及び子宮がどのくらいの大きさなのかや卵巣や卵胞の大きさをチェックします。
内診の際に機械を使うといっても、痛さはさほどないでしょうから、心配しなくて良いでしょう。
一方、生理の一日目や、高温期がスタートしてすぐは、採血してホルモンの検査を行うことが可能です。
ホルモンの数値が異常か否かで、不妊症を解決するための治療の仕方が決定することも多いでしょう。
その上、排卵期のときには、精子が入りやすいのかどうかを確かめるために、子宮頸管粘液検査を行います。
夫婦の営みが終了してまもなくしてから、子宮または子宮粘膜にどれだけ精子が到達しているのかを確認するフーナー検査と呼ばれる検査もします。
なお、生理が終わった後には、造影剤を用いてレントゲンを撮る子宮卵管造影検査、あるいはガスを注入して圧力によって卵管の通過性をチェックする卵管通期検査をします。
そのような検査は、一人一人で受け止め方が変わるでしょうが、卵管に液体を流し込むことになるため、激痛が走るという人が多いようです。
ですが卵管が塞がりがちになっている人は、この不妊症の検査を進めることで閉塞状態から脱することができるかもしれないので、妊娠する可能性が高くなるとも考えられています。