不妊症と男性
不妊症と聞くと女性に異常があるために起こると理解している人がたくさんいますが、実際のところ男性に異常があるために起こっていることも稀でないという結果が出ています。
男性の不妊症の確定検査は、精液の検査を行うことで精子をチェックすることが大多数でしょう。
精液検査を受けるとなれば、精液を用意して密封状態を保って依頼するのですが、自分の家でも医院でも採取できます。
自宅に戻って採取するときには、専用の容器を病院でもらって、それに入れて検査してもらいます。
ただし、病院まで遠くないところに家がある人だけが自らの家で用意してきてもいいのです。
精液を排出したら、早急に専用ケースで密封した上で、医療機関に運ぶ必要があります。
一方、病院にて精液を診てもらう時は、専用の部屋で採取します。
精液を取りやすい数々のアイデアが施されており、緊張すること無く過ごせる部屋が用意されているでしょう。
精液検査に関しては、精子の分量や運動状態、さらには奇形のパーセンテージなどを把握し、精子のあらゆる状況を確かめていきます。
男の人は、その時々の体調によって精子の具合に違いが出ることもあり得るので、おもわしくない結果となったらもう一度検査を受けることになります。
二回検査をしても同じような結果となると、不妊症の治療をスタートさせることになります。
しかし男性に要因があった場合でも、不妊症の治療は女性に対しての負荷が大きくなる可能性が高いと言えます。
精子の状況が乏しい時は、その状況次第では人工授精だったり体外受精だったり治療法が変わってきます。
体外受精を実施するにあたって採卵をするというのは、女性側には、身体に悪影響と言える不妊症の治療になります。
そして、精子が極めて少量だったり、まったく確認できないくらい深刻となれば、精巣を切ることによって精子を得るため、こうした方法では男性の体にもかなりの負担がかかってきます。